結城からスタンプラリースタート!
最初に訪れたのはJR結城駅前にある「結城市観光物産センター」。大塚さんは、入り口横に貼ってあった本スタンプラリーのポスターを見てにこり。そして「茨城は小学生の頃、少年サッカーの合宿で鹿島を訪れたきり。今回、茨城を堪能したいと思います」と意気込みを語る大塚さん。
館内に入ると左手、結城市の歴史が記された木製パネルの前にスタンプ台が設置してありました。早速台紙を1冊受け取り、スタンプを押します。大塚さんは「絵柄は結城紬を手にしている壬氏なんですね!反物の柄までが細かく描かれている!」とパッと目を輝かせました。
その後、結城紬の小物や下駄などの桐製品のほか、うどんやみそ、お菓子など結城市が誇る物産を眺められました。また、館内には結城紬の機織り機も設置されていて、実際に結城紬の機織り実演も行われていました。大塚さんは、機織りの実演をじっと食い入るように見つめ、途中、織り方について質問する場面もありました。
結城紬を羽織って、情緒あふれる街歩き
結城紬の魅力に触れた大塚さん。続いては結城紬をレンタルできる「yuinowa」を訪れました。旧呉服店をリノベーションしたシェアスペースで、洋服の上から簡単に羽織れる結城紬のレンタル羽織が10着ほど用意されています。
「今回は壬氏のイメージに合わせて濃紺の羽織を選びましたが、華やかな色のものも多く、袖を通してみたいと思いました。その日の気分でいろいろ選べるのもいいですね」と大塚さん。
結城紬は、糸つむぎ・絣くくり・地機織りの工程がすべて手作業で行われる生地で、ユネスコの無形文化遺産にも登録されています。肌触りはハリがあるもののやわらかく、軽いのが特徴です。羽織を着た大塚さんは、結城の街歩きを楽しむことに。明治初期から大正時代にかけて建てられた見世蔵(店舗として利用した土蔵)の街並みは情緒にあふれ、「羽織を着て、結城の街を歩くのは、とても風情がありました。日本の方だけでなく海外の方にもぜひ体験してほしいですね」と大塚さんも満足されていました。
機織り体験で作った自分だけのコースターをお披露目
大塚さんは次に結城紬の機織り体験ができる「つむぎの館」を訪れ、コースター作り体験に挑戦しました。糸は数種類から選ぶことができるため、こちらでも壬氏をイメージした紺系のものを選んだ大塚さん。縦糸が張られた機織り機に横糸を通して打ち込みます。大塚さんは足と手を同時に使う作業工程に最初は戸惑っていたものの、すぐに慣れ、リズムよく生地を織っていきます。30分程度で約10cm四方のコースターを織り上げました。
「実際に自分で機織り体験をしてみて、改めて細やかで繊細な作業だと実感しました。こういった体験が、結城紬や伝統工芸に興味を抱くきっかけになると思うし、やはり、自分で織ると愛着が湧きますね」と大塚さんは自ら織ったコースターを大切そうに撫でていました。
地元食材をふんだんに使ったみそ鍋に舌鼓
そろそろお昼の時間です。大塚さんが味わったのは茨城の特産品がまるごと食べられる鍋。茨城産の銘柄豚「ローズポーク」と生産量全国1位の白菜を、結城市にある秋葉麹味噌醸造の「つむぎ味噌」で味付けしたみそ鍋です。
ふたを開けた瞬間、大塚さんは「うわ!おいしそう」と満面の笑み。「お肉はジューシーで柔らかくて、旨味がたっぷり。みその香りが立ち、お肉と野菜をうまくまとめていて本当にとてもおいしい。みそ鍋の概念が変わりました!」と、〆のうどんまでしっかり堪能しました。
ちなみに、みそ鍋を食べた古民家は宿泊施設「HOTEL(TEN)」。大塚さんは「ノスタルジーあふれるこういった宿に泊まって街をじっくり楽しむのもよいかもしれませんね」とも。
筑波山中腹のスタンプスポットで記念撮影
続いて訪れたのは、筑波山の中腹にあり、約1000本もの梅林が望める「筑波山おもてなし館」です。スタンプはカフェスペースの奥側に設置されていました。
館内には、スタンプの絵柄と同じ、もみじを手にした壬氏のキャラクターパネルもあり、大塚さんは「かわいい!」とテンションが上がり、サインも書いていただきました。
カフェスペースで窓から木々を眺めつつ、コーヒーを飲みながら今まで押したスタンプを見返す大塚さん。「こちらは筑波山周辺の観光案内の情報も充実していて、散策の拠点にピッタリですね。森の地形や樹木を生かしたフォレストアドベンチャーも隣接していて、私も次回はチャレンジしてみたいです!」と早くも次なる旅のプランが飛び出しました。
3つのスタンプ達成で壬氏アクリルカードゲット
最後に、「土浦まちかど蔵 大徳」を訪れた大塚さん。軒先にはアニメに登場した“月の精”の装いをした壬氏のキャラクターパネルがあり、「こちらは月精なんですね!」と意外だった様子。
「大徳」は江戸時代後期に造られた旧呉服店を改装した施設で、観光案内や土産物を販売。大塚さんもずらりと並ぶお土産に興味津々の様子でした。スタンプ台は店内の左手奥に設置されていました。
大塚さんは「土浦は花火が有名なところと聞きました。すぐ近くには霞ヶ浦もあるため、壬氏が月明かりの夜、池のそばで月精に扮して踊ったあのシーンが連想されますね。だからこのスタンプデザインなんですかね?」と作中のシーンを思い出した様子。また、レンコンがこの地域の名産品であることを聞くと「全然知りませんでした!」と驚かれていました。
無事、3つのスタンプを集めた大塚さん。達成記念の壬氏のアクリルカードをゲットして満面の笑みに。今回のスタンプラリーを終えて大塚さんは「今まで知らなかった茨城のさまざまな魅力を堪能することができて大満足です。ぜひ猫猫と壬氏と一緒に、皆さんそれぞれ茨城の魅力を集めてほしいです」とスタンプラリーを通して茨城の旅を心底楽しまれたようでした。「壬氏は猫猫が行くところ、どこにでも行きますから(笑)。私も、壬氏コースの残りのスポットはもちろん、猫猫コースのスポットもめぐり、さらにこの茨城の魅力を知りたいですね!」とすがすがしい笑顔で旅を締めくくりました。
TVアニメ『薬屋のひとりごと』について
シリーズ累計発行部数4,000万部突破の大人気作品『薬屋のひとりごと』。2023年10月からは第1期、そして2025年1月から第2期が放送。放送直後から大きな話題を呼び、国内外で幅広い世代から愛される作品となりました。熱狂冷めやらぬまま、第3期、そしてシリーズ初となる劇場版の公開が決定!毒と薬に異常な執着を持つ薬屋の娘・猫猫と壬氏をさらなる難事件が待ち受けます。極上の謎解きエンターテインメントが今、再び開幕する!
登場人物紹介
猫猫マオマオ
毒と薬に異常なまでの執着を持つ、花街育ちの薬師。
玉葉妃の娘の命を毒から救ったことで、壬氏にその才を見抜かれ、毒見役となる。
好奇心と知識欲、そしてほんの少しの正義感から、事件に巻き込まれることもしばしば。
壬氏ジンシ
後宮を管理している宦官。
その美貌は、もし女性だったら傾国と言われるほど。
後宮で起きるやっかいごと・問題を猫猫に持ち込んでは解決させている。




















